個人的な感想としては、嵯峨野・嵐山は新緑の季節か夏場に来て散策を楽しむ方がいいような気がしました。もちろん桜の季節も素晴らしいことは言うまでもありませんが。今回は桜の全盛期を過ぎての訪問だったので、ちょっと中途半端な写真が多いですね。
ところで、有名な嵯峨野の竹林なのですが、以前と比べると少し貧相になってしまった気がします。それとも、季節的にまだ早かっただけなのか。天龍寺からの出口もふさがれてしまっていました。



今回の旅は、今までの旅とはちょっと違い、御室仁和寺の遅咲きの「御室桜」を観に行くことを主な目的とした旅行でした。ちょうどテレビのCMでもしきりに宣伝していた御室桜の美しさ。でも、その桜の全盛期を見ることができるのは4月中旬から下旬にかけた、限られた期間だけ。仕事の都合をつけて、旅行の計画を立てることがまず第一の難関でした。旅行の計画は当然3月初旬から始まり、旅の計画の一つに取り入れた「京都御所」訪問のために、1ヶ月以上前からインターネットで予約をとりつけました。この時期の旅行はかなり混雑しているため、余裕を持って申し込んだはずのJR東海の新幹線と旅館のパックツアーも、第一希望の新幹線の時間を変更せざるをえない状況でしたが、旅行そのものが実現できるならばと、私たち夫婦は細かい部分にはこだわらないことにしました。そして、4月17日(土)、いよいよ京都に向けて出発です。新幹線が一つ遅くなった分、少しゆっくりすることができましたが、それでもJR茅ヶ崎駅までは早すぎてバスがないので、妻の父親がわざわざ車で駅まで送ってくれたのです。愛犬の龍馬を義理の両親に預けていく関係で、義父は私たちを駅まで送って戻ってきた後で、龍馬の朝の散歩をしてくれました。当日の朝は雨模様でしたから、ずいぶん迷惑をかけてしまったことになります。もちろん、その分お土産はたっぷり買ってくる予定ではおりましたが。
仁和寺の春は聞きしにまさる美しさでした。御室桜の優雅な姿は、写真ではなかなか伝えることができません。桃色がかった白の花びらの色合いがまた微妙なのです。空の青との対比も絶妙でした。今年は春先の異常な冷え込みがあったので、ちょうど4月18日あたりが御室桜の満開時期になるのではないかと期待していたのですが、少し遅れ気味ではあったものの、私たちの期待はほぼ的中。息をのむ美しさは決して忘れないでしょう。
ここからは、3日目の午後に訪れた伏見稲荷の写真です。最初の1枚だけは京都の街路を飾っていたハナミズキの木。京都の街は紅白のハナミズキを街路樹として多く採用しているようでした。うちの近くは、サルスベリが街路樹です。
平安神宮で少し休憩した後、私たちはバスで祇園に向かい、そこで夕食をとりました。ホテルに戻る道すがら、祇園からの出口でおいしそうなお好み焼きを焼いている店を発見。一度は通り過ぎたそのお店でしたが、地下鉄東西線三条京阪駅への階段を降りかけたところでUターンし、二人分のお好み焼きを買いに戻りました。昔はトラックの運転手だったという店主は、湘南地方のこともよく知っていて、これも何かの縁かなあと感じたものです。お好み焼きのいい匂いを漂わせながら地下鉄に乗った私たちは、ホテルに帰る途中にあったコンビニでお酒を買い込んで、部屋で小さな宴会を開いたのでした。それにしても、これまでに何枚か映っている私の写真、なぜいつも疲れた顔をしているのでしょうね。可愛い妻とは対照的で冴えないなあ…。
嵐山を出た私たちは、嵐電と地下鉄東西線を乗り継いで東山まで行き、そこから歩いて平安神宮へ。途中小腹が空いたので、妻は甘味処へ、私はその隣のラーメン屋に入りました。夫婦別行動というのも変に聞こえるかも知れませんが、食べ物の好みが違うので仕方ありません。御室桜はともかく、通常の桜の季節はもうすっかり終わりに近づいていると思っていた京都ですが、平安神宮の入り口で素晴らしい光景に出会うことができました。どうぞお楽しみ下さい。
御室桜以外にも、仁和寺の境内には枝垂れ桜や三つ葉ツツジなどが美しく咲き誇っていました。上に写っている最後の二枚の桜も、御室桜とは違っています。残念ながら名前はわかりませんが…。
2日目はいよいよ目的の御室仁和寺を訪れる日です。ホテルを出た私たちは、烏丸御池から地下鉄東西線に乗り、太秦天神川駅で降りて地上に出ると、歩いてすぐの所にある、京福電気鉄道嵐山本線の嵐電天神川駅へ。そこから嵐電で帷子ノ辻まで行き、北野線に乗り換えて御室仁和寺駅で下車しました。今日必要なチケットは、「京都観光二日乗車券」と「嵐電一日乗車券」の二つ。この二枚のチケットさえあればあちこち自由に回ることができます。
嵐電の御室仁和寺駅を降りると、写真に写っている仁王門までは歩いて5分ほどの距離。この日は御室桜を楽しむことができる最後の日曜日に違いないということもあって、観光客はかなり多めでした。そんな混雑の中でも、ここを訪れて本当に良かったと思わせてくれるような絶景が、仁王門の向こうで私たちを待ちかまえていてくれたのです。
いわゆる「御室桜」は背の低い白い八重の花びらを持つ美しい桜です。その背の低さから、桜の花びらを間近に観ることができます。それでは、美しい桜の数々やその間から見える五重塔の雄姿をご覧下さい。
祇園という街は実に魅力的な場所です。古き良き昔の雰囲気を残しながら、現代の繁華街の側面も持ち合わせている。今度妻と京都を旅したときには、ぜひ祇園でおいしいお好み焼き屋さんを見つけて、お酒を酌み交わしたいと思うのでありました。
円山公園では、少し遅めのお花見の宴会が開かれていました。一気のみをやっていたところからすると、学生の集団でしょう。公園内には鮮やかな八重桜が美しく咲き誇っているようでした。
私たちは、茅ヶ崎駅から電車に乗る関係で、新幹線の駅は新横浜ではなく、小田原を使います。小田原を使うと、基本的には「のぞみ」ではなく「こだま」になることが多く、京都まではおよそ3時間ほどの旅になります。のぞみなら2時間30分弱で到着してしまうでしょう。修学旅行では、集団専用列車としてのぞみを使い、新横浜から京都まで2時間20分ほどで着いてしまいますから。
まあ、これは余談になりますが、新幹線ほどの国際化された列車であれば、「喫煙車両」「禁煙車両」などと分けていないで、全車両禁煙にしてしまえばいいとは思いませんか。その代わり、喫煙エリアのような場所を設けて(デッキとか)喫煙を認めればいい。旅の空気はきれいが一番!

いよいよ「2010年京都御室桜の旅」も最後を迎えます。今日使ったチケットは「京都観光一日乗車券」です。中学三年生たちが修学旅行でよく利用する切符です。もちろん、中学生の場合は修学旅行特別割引料金で購入できますが。
最後に訪れた伏見稲荷は、2009年5月の修学旅行で私が具合を崩してしまった場所です。ですから、今年もう一度挑戦して悪いジンクスにならないようにしてくる必要がありました。そして見事に成功。
伏見稲荷を後にした私たちは、バスで京都駅に向かい、帰りの新幹線までたっぷり残された時間で、お土産を大量に買い込みました。その大半は京都の漬け物です。茅ヶ崎で龍馬の面倒を見ながら、私たちの帰りを首を長くして待ってくれている妻の両親に、たくさんの漬け物を食べてもらいたかったのです。義父母は京都の漬け物が大好きです。得に大根の千枚漬け。京都にはおいしい食べ物がたくさんありますが、やはり野菜が一番でしょうかねえ。私は、この「2010年京都御室桜の旅」の1ヶ月後に実施された、在任中学校の修学旅行でも、義父母に大量の漬け物を買い込みました。そのときは、銀閣寺の近くの漬物屋さんで購入したので、ちょっと変わった漬け物も手に入りました。10分で買い物を済ませて、その場でクール宅急便の依頼をする。修学旅行慣れした私たち教師の特技です。
今回は本当に良く歩いた旅でした。そして、旅の成功は妻の丹念な下調べのお陰です。心に強く焼き付いた御室桜…またいつか再会することができることを祈っています。2泊3日の旅があっという間に終わり、妻はどことなく寂しい表情です。私と違って、しょっちゅう京都に行く機会に恵まれるわけではないからです。ぜひまた計画しなければね。See
you then!
この上賀茂神社は、2006年の「京都紅葉の旅」のときにも訪れ、その紅葉の美しさに大きな感動を与えてもらった場所でした。そのときには、枝垂れ桜の大木は枝だけが垂れ下がった寂しい姿でしたが、今回はそこに桜色の花びらがびっしりとついているのです。本当に美しい光景で、しばし見とれてしまいました。祇園のそばの円山公園にある枝垂れ桜が、近年は疲れてエネルギーを失いつつあると聞くだけに、上賀茂神社の枝垂れ桜にはこれからも頑張って、その美しい姿を見せて欲しいと思います。先頭の馬の写真は、神社の境内で馬術競技の練習をしていたために映すことができたものです。間近に観る馬の体躯は、素晴らしい輝きを放っておりました。さらに境内を行くと、少し白みがかった「賀茂桜」がありました。境内の庭園も静けさと美しさを誇っています。皆さんもぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。さあ、次は「半木の道」の桜の下を鴨川沿いに下って行きます。
3日目の最初に訪れたのは京都御所。1ヶ月前からインターネットで予約していた場所です。御所の広大さにも驚かされましたが、周囲の庭園で見つけた桜の花の美しさはまた格別でした。八重桜だと思うのですが、色は淡いピンク色で、京都御苑らしい雰囲気を醸し出していました。昼食は京都駅に戻り、1日目にから振りに終わった七条の「一瞬」で。その後バスで伏見稲荷に向かいました。朱塗りの鳥居をくぐるのはちょっと面倒でしたが、妻は大喜び。やっぱり若さが違う?
御室仁和寺を後にした私たちは、嵐電で北野白梅町まで足を伸ばし、これまた妻が調べておいてくれた「藤野カフェ」という洒落たお店で昼食を食べました。そこは豆腐料理で有名なお店でした。昼食後は、再び嵐電に乗って、今度は嵐山に向かいます。今回は天龍寺には寄りませんでしたが、渡月橋を眺めながら保津川沿いを少し歩いたり、有名な嵯峨野の竹林まで散歩をしたりして、ゆったりとした時間を過ごしました。嵐山のあちこちで売られていた抹茶アイスは、どのお店でも300円。嵐山駅では他の様々な味も楽しめます。
いかがでしたか?半木の道の枝垂れ桜は本当に美しいですね。まあ、美しい桜を背景に私が写る写真はあまり価値がないとは思いますが、枝垂れ桜を背景にした妻の写真は、なかなか可愛らしいですね。半木の道を歩き終えた私たちは、「長生堂」という名前の甘味処でひと息ついて、烏丸御池のホテルに帰ってきました。そして、夜は地下鉄で東山まで行き、そこから歩いて祇園の街へ。妻は、かねがね祇園の白川巽橋へ行きたかったそうなので、そこを訪ねてから夕食をとり、八坂神社、円山公園を散策して、再び祇園を通って鴨川沿いを歩き、烏丸御池のホテルまで少し長めの散歩をしたのでありました。一日目から結構歩いたという感じでしたね。
第一日目の京都はごらんの通りの晴天。雲は少し多かったかも知れませんが、京都タワーがきれいに映し出されています。京都駅に着いた私たちは、大きな荷物をコインロッカーにしまうと、妻が事前に調べておいた西本願寺近くの「一瞬」という料理屋に向かいました。道に迷いながら何とかたどり着いたお店は、何と休業日。やはり旅の雑誌に載るような有名な店は、事前に電話で予約をしておいた方が良さそうです。ちなみにこの「一瞬」には、帰りのお昼ご飯を食べに寄ることができました。なかなか古めかしい作りで、良かったですよ。
京都地下街のおそば屋さんで昼食をとった後、地下鉄烏丸線で烏丸御池まで行き、そこから徒歩で数分のハートンホテルまで行きました。今回の旅の私たちの宿泊先です。まずまずのホテルでしたが、妻はこの次は温泉に入れるホテルに行きたいと漏らしていました。確かにユニットバスはどこかもの足りませんからね。ホテルを後にした私たちは、地下鉄とバスを乗り継いで、上賀茂神社の枝垂れ桜を観に行きました。








































































































































